食事を変えるだけで変わる寿命・病気

人間の寿命や健康に影響を持つのは、食事・運動・睡眠・遺伝子的な要素などがあります。
しかし、人間の体は食べたものから直接つくられているので食事の影響が最も大きいとされています。

世界一の長寿国であっても、地域によって寿命や病気は異なります。
この違いは、それぞれの地域での食生活の違いと密接に関係してきます。

食べるものが変われば寿命も病気も変わります。
このことがいちばんわかりやすく説明できるのが、外国への移民です。

ハワイへ移住した日本人たちは、現地の食生活に変わるにつれ病気もハワイの現地民と似ていくのです。
また、アメリカ人の場合であっても、宗教上の理由で肉を全く食べないという人々が住む地域は、平均的なアメリカ人とは病気の傾向がはっきり異なっているのです。

日本でも健康長寿な地域の食事を学ぶことは、私たちの健康を守る上で重要になるのです。

かつての日本一の長寿県、沖縄

かつては日本一の長寿県とされていた沖縄県も、平成12年に男性の寿命が後退し、その後も男女ともに後退していきました。

沖縄県の伝統食の特徴は、
①塩分摂取量が日本一少ない
②豚肉を多く食べている
③野菜・果物の摂取量が多い
④豆腐や大豆の摂取量が多い
⑤昆布などの海藻類の摂取量が多い

伝統的な日本食と大きく異なるのは、①と②ですね。
沖縄では漬物や味噌などの消費が少ないので塩分摂取量が少ないのです。
そのため、日本人の最大の死因だった胃がんや高血圧による脳出血にかかりにくかったのです。

こういった沖縄県がなぜ低迷してきているのか?

それは油脂の摂取量が大きく増え、野菜の摂取量が減ったことが原因とされています。
増えた油脂の多くは、ファーストフードやジャンクフードによるものだと指摘されています。

県人口当たりのファーストフード店の割合は、全国平均42.2店舗の2倍近くの93店舗あり、家族揃ってファーストフードで食事という風習もあるようです。
かつては多かった野菜の摂取量もいまでは47都道府県中45位前後と低迷しています。

努力した長野県

沖縄県とは対照的に、食生活を変えることで長野県は日本一の長寿国となりました。

長野県は昭和30年代〜40年代には、塩分摂取量が多いことが原因で脳卒中による死亡率が全国で最悪でした。

そこで長野県では減塩運動に取り組みました。その結果、平成22年に男女ともに日本一の長寿を達成したのです。
もともと長野県の塩分摂取量が多かったのは野沢菜に代表される漬物や塩漬けの魚、塩気の多い味噌を多く食べていたからでした。

現在、長野県が日本一の長寿を維持できるのは以下のような食生活のおかげでしょう。

①塩分摂取量は全国平均よりわずかに多い
②野菜・きのこ類・海藻類の摂取量は全国平均より多い。特に野菜は日本一の摂取量。
③米の消費量は全国平均より多い
④肉や魚の摂取量は全国平均とほぼ同じ
⑤ファーストフード店、コンビニが少ない

伝統的な日本食から塩分を減らすことが、日本人の健康長寿につながる事例として厚生労働省も注目しています。
生活習慣を変えて、あなたの健康をあなた自身でつくりだしていきましょう!

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