夏に浴びた紫外線をなかったことに。秋に必要なスキンケア

夏の間に受けた紫外線ダメージがお肌に出てくるのが9月~10月。
お肌の色が一番暗くなるのは夏本番ではなく9月からだそう。それに加えて、湿度の低下とともに乾燥も出てくるという過酷な状況。
夏の日焼けによる乾燥を防ぐスキンケアのポイントを紹介いたします。

《症状》
・ツヤや滑らかさが失われたようなカサカサ感
・厚く硬くなったようなゴワゴワ感
・ハリがなくなってしぼんでいる
・全体的にどんよりくすんでいる
・化粧品を変えていないのにデリケートになっている

これらはすべて夏の強烈な紫外線の影響で、お肌の最表面にある「角質層」の状態が悪くなっている証。

通常、皮膚細胞は美しく並んでいます。
しかし、紫外線を浴びると、細胞の並びに乱れが生じ、細胞と細胞のすき間がスカスカになってしまいます。
こうなると、肌内部の水分が蒸発してしまい、キメが乱れて乾燥肌に。
これが肌触りのごわつき、サラザラの原因です。

また、細胞の並びとキメが乱れると、紫外線が角質層を容易に通過。
その結果、ハリ弾力を生むコラーゲンやエラスチンが壊されてしまい、肌全体がしぼんだ印象になってしまいます。
化粧品成分などに反応して、かぶれや赤みが生じやすくなるのも、角質層がバリアの役割を果たせないからです。

さらに、角質層の状態が悪いと不要になった角質が剥がれ落ちなくなり、メラニンが停滞してくすみやシミの濃さが目立つようになります。

このように、秋枯れ肌になる発端は、角質層の状態が悪くなっていることです。たった0.02mmしかない「角質層」。薄くデリケートな部分をケアすることが 秋冬を美肌で過ごせるかどうかのポイントとなります。

《健康な角質層と水分皮脂量の関係》
角質層の健康を保つと、秋枯れ肌の症状はほとんど現れません。
しかし、30歳代からは、どんなに気をつけていても乾燥しがちな肌になります。
それは、この年齢を境に角質層の老化が進むからです。

30歳代までは減少していく水分量を、皮脂の分泌を増えていくことによってカバーし、健康な角質層の保持に役立っています。
※皮脂量は10代が一番多いように思われがちですが、水分と皮脂は違う動きをしています。20代後半から30代前半の方で「朝バッチリ化粧をしても昼頃には顔が皮脂でテカテカ。でも乾燥する。」という方がいらっしゃいます。
これは、水分の減少と皮脂の増加のバランスが取れにくい年代の頃にあたるためです。

皮脂量は30代から急激に減っていき、40代半ばには皮脂量が水分量を下回り、超乾燥期が訪れます。
つまり、角質層を健康に保つためには、水分と油分の動きを理解し、適切なバランスで補っていくことが重要なのです。

20代後半~30代前半の方は、積極的に化粧水で水分を補給すること。
30代後半~40代前半の方は、化粧水を中心に油分もごく少量から使い、バランス良く補給すること。
40代後半以上の方は、化粧水も使用しつつ、特に秋冬は早めに油分を積極的に補給すること。角質層を少しでも良い状態に保てるよう、ターンオーバーを促進させてくれる成分(表皮細胞成長因子=EGFなど)を取り入れると良いです。

《年代別、おすすめスキンケア方法》
20代~30代前半
洗顔後に化粧水を一度塗ったあと、その化粧水をコットンに浸してローションパックをするのがおすすめ。お肌に化粧水が触れている時間に比例して、保湿効果が高まります。この時、コットンが乾かないように上からラップで覆って、10分程じっくりパックをしてください。水分と油分のバランスが取れて、皮脂テカリや大人ニキビが抑えられ、秋特有のザラザラ感解消に繋がります。

30代後半〜40代前半
洗顔はぬるま湯で洗ってください。
肌表面の固くなった角質が剥がれ落ちにくくなっています。週1回くらいを目安に、お化粧を落としたあと、お風呂の中で美容オイルを使ったマッサージ2~3分行うと良いです。一気にお肌が柔らかくなり、トーンアップします。 また、お肌の新陳代謝を高めます。

40代後半〜
角質層を良い状態に保つ「表皮細胞成長因子(EGF)」という成分が配合されている美容液がおすすめ。
これは、ターンオーバーを促進させ、肌細胞の機能を活性化させます。
角質層が薄くなってくる年代。外から物理的に剥がす方法(ピーリングやスクラブマッサージ)より、内側から新しい細胞を作りだし、老化角質を自然と押し出す方法が最適です。
また、入浴前にコップ1杯の水を飲むなど、水分を積極的に取ることで老廃物を外に出す手助けになります。